作品No.17 磯辺行久
昨日から掲載している北アルプス国際芸術祭
本日で最終日を迎える。
先日は東山エリアを掲載いたしましたが、
本日は、仁科三湖エリア
青木湖、中綱湖、木崎湖 3つの湖からなるエリアです。
作品No.28 杉原信幸さん
青木湖で、雪解けの春にだけ水晶がとれるのだという。
春先に現れる水晶を用い、北アルプスの雪の白さに見立て、水晶と石を台湾で学んだ「三合土」(黒糖、餅米、石灰と砂を混ぜあわせた伝統的な建築材料)でつなぎ、北アルプス山脈の形を作ったのだという。
湖面に映る山並みは舟の形となり、湖の漁師たちの記憶と北アルプス山麓の豊かな空間自体が一つの箱舟であることを表現する。
青空と、湖に浮かぶ北アルプスの山脈が本当に美しかった。
作品No.27 マーリア.ヴィルラッカ
水のコテージ
作品の舞台となる中綱湖は、地震で湖に流された寺院の鐘の音が今も聞こえてくるという古い伝説をもつ。
またその湖畔は海と山とつなぐ、江戸時代に海陸の物質を運ぶのに使われた「塩の道」が通る。作家はこの伝説と中綱湖の自然、歴史に触発され、水と塩をテーマとした2つのコテージを。
塩のコテージ
湖に浮かぶ舟や湖畔のベンチ、石仏、
塩の道
塩の道を歩くと、センサーで感知し鐘の音が響きわたる。
そして、なんと!瞬く間に 霧に包まれたのでした。
鐘の音など、湖畔を散策しながら過去と未来を交差させる作品。
「近所を散歩し、塩の道を歩き、2つの家に入り、共に想う – 古い伝説を感じる事ができる。
そしてダムエリアへ
作品No.15 淺井祐介さん
水力エネルギーの歴史などを展示・紹介する「大町エネルギー博物館」の外壁に、
信濃大町で集めた13種類の土を使い、地域内外のサポーターとともに巨大な壁画を描いた作品。
2017年の第1回展で発表され、継続展示されていた本作品を、今回新たに再制作、メンテナンス
圧巻の壁画の大迫力に目を奪われる。
大町ダム 龍神湖 光が龍みたい。 美しい。
葛温泉方面へ
作品No.16 トム・ミュラー 高瀬渓谷 仙人岩
ポンプで川から水を汲み上げ、岩の頂上から放出して人工の滝がつくられている。
岩の底面からは霧発生器によって蒸気が発生する作品ではあるが、蒸気は土日のみ。平日だったため、蒸気は見れず、残念。。
七倉ダムに向かう。
RIKU
作品No.17 磯辺行久
この地域に特有な環境資源である風、霧、地下水、また河川への影響に着目し、七倉ダムの周辺環境とその変化をテーマに。
エコロジカル・プランニングの手法にもとづき実際に測量調査し収集した風の流れのデータを視覚化することで、
長い時間をかけ水や風、さまざまな自然の流れが変わっていく現象を150m×300mのライフ・サイズにして現場で体験する。
息子と2人で巡った 北アルプス国際芸術祭。
充実した一日だったと息子は語る。
自然の中に溶け込んだ、芸術作品は美術館では感じられない、自然がおりなす、まさに 一期一会の芸術作品に出会えた。
この感動を 多くの方に知って欲しい。
残り時間あとわずか。。
是非とも足を運んで頂きたい。